ライフラインとはLife Line
ライフラインとは
「ライフライン」とは、「人々が生活を維持するのに最低限必要な設備や機能」を指す言葉です。
地震などの災害時によく使われ言葉で、「ライフライン」の断絶は、通常の生活ができなくなることを意味します。
主なものとしては、電気やガス、水道、通信回線(インターネット通信等)が当てはまります。
電気
電気は「ライフライン」の最も代表的な例にあたります。実際に、現代生活は電気の存在なしに成り立ちません。電灯などの
照明を始め、空調、パソコン、ドライヤーなどの製品を使うにも電気が必要ですし、スマートフォンなどの充電も、電気が
通じていないと不可能です。そのため、電気の安定供給は、国民にとって最重要とも言える事項となっています。
ガス
ガスは、調理や暖房に際して必要となるなど、人々が生活には不可欠な「ライフライン」です。
主な供給方法には、「都市ガス」と「プロパン(LP)ガス」の2つがあります。
都市ガスは地下のガス管を通じて、LPガスは容器(ボンベ)によって供給されています。
水道(上下)
水道は電気やガスもそうですが、生活には水が何より欠かせません。そもそも飲み水がなければ生きていけませんし、食べものを
調理するにも、大量の水が必要になります。また、シャワーやトイレなどの衛生面においての使用水は下水道に排水します。
このように上下水道は貴重な役割を果たし、使えなくなった場合は、健康状態や衛生面において深刻な影響が出る恐れがあります。
通信
インターネットや電話などの通信も現代社会では欠かせない「ライフライン」です。
情報の収集は、生きていくのに不可欠な行為です。特に非常時においては、情報が命綱となります。災害で固定電話や携帯電話などの通信施設が被害を受けると、安否確認や救援物資の手配などに支障が出ます。また現代では携帯電話機能とインターネット機能を、
一つに纏めたものがスマートフォンとして、日常の生活で人々に多く普及しいます。
通信のトラブルは、日常生活や企業の経済活動などに重要なダメージを与えてしまいます。
物流
物流は、文字通り生産物の流れのことですが、これが滞ることは、生活の維持が困難になることを意味します。生産物の流れを止め
ないためにも物流にかかわる建設工事の役割は、道路整備から郵便物を受け取るメールボックスや宅配ボックスの設置まで、物流の
受け皿となる住環境整備が必要となります。特に、災害時には「食料や水」を運ぶという役割が重要になり、直接的に命にも関わってきます。また、「物流は経済の血液」とも呼ばれる通り、物流が機能しなくなれば、経済全体がストップすることにつながります。
ライフラインの概略図
