集合ポストとは、マンションやアパートなどの集合住宅に設置されている集合型の郵便受けです。一戸建て住宅などでは一軒ごとに
個別に専用の郵便受けが設けられていますが、集合住宅の場合、郵便を運ぶために配達員が上階まで移動する労力を削減するために
建物1階に各戸の郵便受けがまとめて設置されています。
また、利用する入居者様にもメリットが存在します。たとえ郵便配達員が信頼できる人物であったとしても、住人以外の人間が集合住宅内に出入りすることは治安上のリスクが伴ってしまいます。無関係の人間を立ち入らせないという意味でも利用者にとっても大きなメリットがある設備です。

宅配ボックスとは、在宅・不在問わず、届いた荷物を受け取ることができるアイテムです。受取人が家にいない時や、料理中や入浴中ですぐ玄関先に出ることができない時でも、宅配業者が荷物を入れておくことができるので、受け渡し時間や再配達の手間を気にする必要がありません。

1. 注文する

2. 配達する

3. 受け取る

手順1

手順2

手順3

1. 手順1ポストに不在連絡票が入っています。宅配ボックス錠前のフタを開き、不在連絡票に記入されている暗証番号と同じ数字の
   ボタンを押します。
   1. ※開錠された段階で、暗証番号がリセットされます。
   2. ※記入されている暗証番号通りに押しても開錠されない場合は、管理会社が緊急開錠用の非常開錠キーを管理しています
      のでお問合せください。
2. 手順2取っ手を左（OPEN側）へ回すと開錠されます。開錠するとボタンが出っ張った状態に戻ります。
   1. ※ボタンを押し間違えた場合は【C】のボタンを押してください。全ての番号のボタンが出っ張った状態に戻ります。
   2. ※配達業者によって不在連絡票の内容は異なります。
3. 手順3扉を開けて荷物を取り出すことができます。
   荷物を取り出した後は（取っ手はOPEN側のまま）扉と鍵前のフタを閉めてください。
   1. ※荷物を取り出した後や使用しない時は必ず扉と錠前のフタを閉めてください。思わぬけがや製品の破損につながります。

手順1

手順2

手順3

手順4

1. 手順1荷物を宅配ボックスに預け入れます。
2. 手順2任意の「暗証番号」を設定します。（設定したい数字のボタンを押し込みます）

   ⚠ 押した番号が暗証番号になります。

   1. ※【＃】も番号として使用できます。
   2. ※ボタンを押し間違えた場合は【C】のボタンを押します。すべての番号のボタンが出っ張った状態に戻ります。
3. 手順3「手順2で押し込んだ暗証番号」を不在連絡票に記入し、ポストに投函します。
   1. ※お客様が宅配ボックスから荷物を取り出せなくなるので、宅配ボックスは不在連絡票を投函禁止です。
4. 手順4取っ手を右（LOCK側）へ回すと施錠されます。施錠するとボタンが出っ張った状態に戻ります。
   1. ※操作完了後は必ず錠前のフタを閉めてください。思わぬけがや製品の破損につながります。
5. 手順5宅配ボックスに備え付けてある捺印システムに伝票（配達票・受領原票など）を挟み込み、受領印を押します。

宅配ボックスは非常に便利な反面、正しく使用方法などを理解していないと、トラブルの原因になってしまいます。
ここでは宅配ボックスについて取り纏めましたので、トラブルの無いよう参考にしていただければ幸いです。

宅配ボックスには従来の「ダイヤル式」と、近年主流となってきている「電子式」の2つのタイプが存在します。

ダイヤル式は配達員が宅配ボックスに荷物を入れた後に、暗証番号を設定するタイプです。宅配ボックスのそれぞれの扉にダイヤルが
付いており、荷物を入れた後に配達員が暗証番号を決め、ロックします。
ロックをした配達員は宅配ボックスの番号と、設定した暗証番号を記載した配達通知書を作成し、郵便ポストに投函します。

一方で電子式は、配達員が液晶パネルの指示に従って荷物を入れる仕組みです。固定の暗証番号で解錠するタイプと、磁気カードで
解錠するタイプの2つの仕組みが存在します。

トラブル事例

1. ①配達通知書が郵便ポストに入っていない。
2. ②暗証番号が記入されていない。
3. ③記載されている暗証番号が間違っている。

解決方法

1. ①まずは配送ドライバーに電話で問い合わせてください。問い合わせ先がわからないときは、購入元の発送通知のメールを確認
   したり、宅配業者の営業所などに連絡すると、配送ドライバーの連絡先がわかります。
2. ②それでも解決しない場合は、マスターキーを持っている管理会社に連絡してください。

郵便ポストに配達通知書が入っているにもかかわらず、宅配ボックスには荷物が入っていない。

<考えられる理由としては、次の通りとなります>

1. ①宅配業者が荷物を入れる宅配ボックスの番号を間違えた。
2. ②宅配業者が荷物を持ち帰ってしまった。
3. ③盗難に遭った。

解決方法

1. ①まずは配送ドライバーに電話で問い合わせてください。問い合わせ先がわからないときは、購入元の発送通知のメールを確認
   したり、宅配業者の営業所などに連絡すると、配送ドライバーの連絡先がわかります。
2. ②それでも解決しない場合は、管理会社に連絡してください。

トラブル事例

1. ①「宅配ボックスが埋まっていたので荷物を持ち帰りました」という通知を受けた。
2. ②宅配ボックスがいつも埋まっている。
3. ③荷物が届いているにもかかわらず、何日も宅配ボックスに入れたまま放置されている。
4. ④宅配ボックスを専有化する人がいる。

解決方法

1. ①管理会社に連絡して、上記のようなことがないか確認してもらう。
2. ②管理会社に建物巡回の際、宅配ボックスの利用状況を確認してもらい、改善を施す。

宅配ボックスに子どもがいたずらをしている。

<子どものいたずらのトラブルは、次の通りとなります>

1. ①大きな宅配ボックスで、子どもたちがかくれんぼをしていてドアが閉まって開かなくなった。
2. ②いたずらで宅配ボックスのドアを閉めてしまった。

解決方法

1. ①子どもが閉じ込められた場合は、まず子どもを落ち着かせてから、内部に非常脱出レバーがありますので、非常脱出レバーを操作するようにご指示ください。また管理会社がマスターキーを持っているのでご連絡ください。
   上記方法でもが解錠が難しい場合は、速やかに最寄りの消防署にご連絡ください。
2. ②宅配ボックスのいたずらは、マスターキーを持っている管理会社に連絡してください。

置配とは、受取側があらかじめ指定した場所に荷物を届けてもらうサービスです。玄関前・物置の中・車庫・置配バッグや
宅配BOXなど、同一の住所内であれば非対面で荷物を受け取ることができます。不在時だけではなく、在宅で手が離せない場合
なども利用することが可能です。再配達の連絡をしたり、荷物の到着時間とタイミングを合わせる手間が省けるので、利用が急増
しています。

置配の一番のリスクは盗難です。指定場所が玄関口など人の目につきやすい場合、端に寄せるなどして目立たないようにしましょう。宅配ボックスを設置してある場合でも、特に暗証番号式のものは、配達員が残した暗証番号とボックスナンバーを手に入れ、持ち
去られた事例があります。荷物の盗難の場合、配達ドライバーの責任にはならないので、盗難には充分注意して利用しましょう。

置配は確実に荷物配達を完了できますが、受取人に直接住所や宛名を確認できない誤配のリスクが増えます。
広い土地を持つオーナー様が同敷地内に複数賃貸物件をもっている場合や、表札がない場合など、配達先を間違いやすい場合が
あります。このような場合、置配指定であってもインターホンなどで、受取人に誤配がないか確認することが重要となります。

天気が崩れた時など、荷物が雨で濡れてしまったり風で飛ばされて紛失してしまう可能性や、陽のあたる場所に食品や高温に弱い品物の荷物を置くことで品質が損なわれる可能性が生じます。それらを考慮し、屋根のある場所や陽のあたらない場所、風が強い時は壁に寄せてもらうなど、荷物の品質が損なわれないよう配慮して、置配の指定場所を選ぶことが重要です。

玄関前に置かれた荷物に子どもが足を引っかけて転倒するトラブルも発生しています。賃貸物件の共用部に私物を置くことは禁止されているため、転倒で子どもがけがをしたら配達物の所有者の責任になります。子どもは元気に走り回るものなので共用部に荷物を置くのは危険ですし、起こる事故を未然に防ぐためにも配達物の置き場所を指定しましょう。