給水設備・貯水槽設備の修繕Repair of water supply equipment and water tank equipment

① 給水管 ② 止水栓 ③ 水道メータ ④ 受水槽 ⑤ 受水槽付水道加圧装置 ⑥ 直結給水用ブースターポンプ ⑦ エコキュート ⑧ 電気温水器

給水装置の解説図

給水装置とは、水道事業者の施設である配水管から分岐して設けられた給水管及びこれに直結する給水用具を言います。なお、「直結する給水用具」とは、給水管に容易に取り外しのできない構造として接続し、有圧のまま給水できる給水栓等の用具のことであり、ホース等容易に取外し可能な状態で接続される用具は、含まれません。

また、マンション、ビル等で一旦水道水を受水槽に受けて給水
する場合は、配水管から受水槽の注入口までが給水装置です。

貯水槽の解説図

給水設備の種類

エコキュートの解説図

エコキュートの構造

貯水タンクのメンテナンス

水道水は純水ではなく様々な不純物が含まれていて、その不純物が沈殿物としてタンク内に溜まってしまいます。
その汚れがフィルターで目詰まりを起こすこともあります。それらが原因でエコキュートのタンクや配管の状態が悪くなります。
その結果、エコキュートの効率が悪化し場合によっては故障にも繋がりますので、エコキュートを長く使うためには定期的な
メンテナンスが推奨されています。
そのため貯水タンクのお手入れは年に2回〜3回することをお薦めします。タンクの中を実際に洗うのではなく、水圧によって
タンク下部から沈殿物を取り除きます。

脚部カバーを取り外す
脚部カバー

貯水タンクの下部にあるカバーを取り外します。

給水配管専用止水栓を閉める
脚部カバー

左に90度捻り、給水配管を閉めます。

逃し弁を開く
脚部カバー

貯水タンク上部に設置されている逃し弁レバーを上げます。お湯が流れ出てから1分〜2分ほどで底に溜まった汚れを水圧で
落とします。閉めた給水配管専用止水栓を開きます。逃し弁を閉めれば貯水タンクのお手入れは完了です。

電気温水器の参考図

脚部カバー
① 給水栓 ② 減圧弁

電気温水器への給水を開始及び停止を行なうためのバルブです。

給水される水道水の圧力を、電気温水器の使用に適した圧力に減圧します。減圧弁は電気温水器メーカー指定の圧力のものを使用する必要があります。

③ 逃し弁 ④ 排水栓

お湯の沸き上げ中に発生する膨張水を排水します。お湯の沸き上げ時間帯以外は排水されません。

電気温水器タンクの水抜きや、タンクのお手入れで排水する際に使用するバルブです。(通常は「閉」になっていてます)

貯水タンクのメンテナンス

水道水は純水ではなく様々な不純物が含まれていて、その不純物が沈殿物としてタンク内に溜まってしまいます。
その汚れがフィルターで目詰まりを起こすこともあります。それらが原因で電気温水器のタンクや配管の状態が悪くなります。
その結果、場合によっては故障にも繋がりますので、電気温水器を長く使うためには定期的なメンテナンスが推奨されています。

脚部カバー
メンテナンスの手順
  1. 1本体(漏電)ブレーカー①を『切』にします。
  2. 2給水栓②を閉じます。
  3. 3吸気を確保するため、お湯側の蛇口を1~2箇所開け(台所、洗面所など)逃し弁③も『開』にします。
  4. 4排水栓④を開けて1~2分排水したら(沈殿物が排出される)排水栓を閉じます。
  5. 5逃し弁③を『閉』にします。
  6. 6給水栓②を開けます(水道から水が入ってきます)
  7. 7開けている蛇口から水が連続して出てきたら蛇口を閉じます。
  8. 8本体(漏電)ブレーカー①を『入』にします。
  9. 時計表示のあるものは“正しい時刻”が表示されているか確認をしてください。